ひねもすのたりのたり。

好きなものとか、日々思うこととかを記録しています。

自分的GOL(ゲームオブライフ)10本①

 人生に影響を与えた、忘れられないゲーム。ゲームを多少なりともやる人とか、子供の頃からやってた人にはあると思うんだよね~。と、いう訳で、今日は私の人生ゲーム10本を徒然書きたいと思います。ランキング形式にしようかと思ったんだけど、年代とかハードもバラバラだし、それぞれの年代とか状況を単純に比較できないので10選です。順番はあんまり関係ないけど、パッと考えて思い出す順なので、現時点の私の記憶として鮮烈なのから挙げてくことになるかと思います。
 二度と観たくない~もそうでしたが、できる限り自分の印象とかイメージを書きたいので、なるべくネットで情報とかは調べずに書くつもり。結果として、「そんな話でしたっけ???」みたいなものや、うろ覚えすぎるものも出てくると思うけど、その辺はご了承ください。
 1本1本にまぁまぁのパッションが乗っていて長くなるので、分割して書こうと思います。


①DETROIT:Become Human

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 そりゃあまぁ、挙げますよね。これが出てこなかったら逆に「今までのあの発言何だったの?」ってなるくらい、各所で最高だと言いまくって人にも勧めまくったゲームです。ストーリーがめちゃくちゃいいんだ……。すごく考えさせられる。2038年のデトロイトが舞台で、その世界ではアンドロイドが量産されて様々な場所で使われているんだけど、そこでは近年「変異体」と呼ばれる自分で意思を持っているような言動や行動をするアンドロイドが出てきて問題になっていて……という世界観。主人公は、「変異体」の犯した犯罪を捜査するために作られたコナー、資産家の家で家族のように大事にされているマーカス、貧乏な父子家庭の家事育児用として働くカーラ、の3体のアンドロイドです。この3人のストーリーを代わる代わるプレイしながら、変異体を巡る世界の大きな変化を体感していきます。このストーリーがめちゃくちゃいいんです。(サビなので2回繰り返しました)ボリュームもものすごいしね。いや、1周するだけだったら、10数時間で終わると思うし、これよりボリューム多いゲームはいくらでもあるんだけど、このゲームの特筆すべき点はそのルートの膨大さ。ちょっとした選択で未来が変わって、それがその後の流れに影響して……と、いうのがめちゃくちゃ多くてこんなゲームが出せてしまうPS4というゲームのハードスペックにすら感動を覚えます。
 こういうタイプの選択してくゲームって、皆ハッピーエンド目指してプレイするから結構似た選択しがちなのに、人によって全然選択変わってくるのも面白かったな~。何回かやってベストエンドに辿り着いたときは感無量だった……。
 大きくいうと、コナーのルートがバディ刑事もの、マーカスのルートが恋愛ありの革命もの、カーラのルートが母子メインの家族もの、というバランスの良い構成になっています。驚いたことにそれぞれのルートを、別々の音楽家が担当したりしています。この音楽がまたピッタリで良いんだわ……。どのルートもめちゃくちゃ好きだけど、コナーのルートはバディ好きという私の性癖どストライクで思い出すだけで胸に熱いものがこみあげてくる……。ハンクというアンドロイド嫌いのおじさんとバディを組むことになるんだけど、この二人の関係が……良いんですよ……。語彙力がなくなるほどに。勿論、最高なのは色々な苦難を一緒に乗り越えて信頼関係を構築し、最高のバディになるルートなんですがね。(「ハグエンド」と呼んでるこのエンディングは、思い出すだけで毎回泣きそうになる)それを前提としつつも、色々な選択をした別ルートでのどの展開も凄く趣きがあって。ちょっとだけ未プレイの人に不親切な話を自分のためだけに書いちゃうと、”You’re a machine Connor. Just a Machine.”のとことか、”I’ll miss you Connor, I’ll miss you...”のとことか、もう、もう……ね!!
 と、いう訳で途中からもはや人に説明が出来ないレベルにパッションが溢れてしまいましたが、それくらい好きなゲームです。記憶をなくしてもう一回やりたいくらい。でもこんだけ反芻してるとなかなか忘れないんだよなぁ……。
 各所で勧めまくっているのですが、妹や友人の反応はいまいちだったのでちょっとしょんぼりしている1本でもあります。
 
鬼畜眼鏡
 これはゴリゴリのBL18禁ゲームなので、好きしょ!シリーズで書きます。公序良俗に配慮。
 
The Last Of Us

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 先日ラスアス2の感想をこのブログで書きましたが、その前作です。もともとはPS3で発売された作品だけど、私がプレイしたのは、PS4のリマスター版。これをプレイした時にはかなりTPS(3人称視点のシューティングゲーム)への苦手意識があったんだけど、ストーリーにのめりこんでいくうちにそんなことはどうでも良くなり、結果的に今はTPS大好きになったので、その意味でもプレイして本当によかったゲーム。
 ノーティドッグという会社が開発したゲームで、「playする映画のもうひとつの到達点」という呼ばれ方をしているのもチラホラ見ます。(同社が出しているアンチャーテッドシリーズのキャッチコピーが「playする映画」なので)
 これはね~、TPSとしての出来の良さもさることながら、とにかくストーリーが本当に良い。ラスアス2は先日紹介した通り、尖りに尖ったストーリー性なので人を選ぶけど、ラスアスは多くの人が受け入れられる名作だと思う。(いや2も私的には名作だけどね。その辺の話は先日書いたので割愛)
 開始10分くらいで、主人公であるジョエルの娘サラが死んじゃうところからスタートするんだけど、その後出会うことになるサラと同じくらいの年頃の少女エリーとの関係性が最高です。世界がもう崩壊してしまっていて荒み切ってるので、ジョエルもエリーもそう簡単には心を開かないんだけど、本当にいろいろなことがあって、お互いにかけがえのない存在になっていくんだよね……。映画と違って尺が長いので、その様子がじっくりと描かれているので、めちゃくちゃ感情移入してしまうのだ。
 特に印象に残ったシーンは、一時期同じように生き残ってた兄弟と行動を共にしていた時に、途中で足場が崩れたか何かでジョエルだけゾンビのいるところに取り残されて、兄弟がジョエルを置いて逃げるシーン。その時にエリーは足場の上にいて、兄弟と逃げることもできたのにそこから飛び降りて「一緒にいるから」って言うんですよ。(そして一緒に戦う)これにはジョエルもプレイヤーもめちゃくちゃグッと来てしまうんだよな~。最後までプレイした後「このゲームやってエリーを好きにならない人なんているのか?」とか思ってしまうくらいでした。
 デトロイトみたいなマルチエンディングもゲームの醍醐味だけど、一本道だからこそ描けるメッセージ性というのがあるよなぁ……と思わせてくれるゲームです。ストーリー重視派には一度playしてほしいゲーム。
 
 ちなみに本当にごく最近知ったのですが、北米版から日本版にローカライズした時に、すごく大事なシーンを改変してしまってたらしく「だからあのシーンよく意味が分かんなかったんだ……!!」と後から驚いた箇所があります。ある程度規制強化は仕方ないと思うけど、あれはないですよ……意味変わってくるじゃん……と数年越しにげんなりしちゃいました。
 
ポポロクロイス物語ポポローグポポロクロイス物語2も含む)

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 懐かしの初代PSのゲームです。大学生の時にプレイしたのかな??めちゃくちゃ好きでした。スマホで出てほしい。落とし切り4,000円までならあの頃のファンは買うでしょ……。絵本風アニメ調のRPGゲームです。
 ストーリーは、ポポロクロイスという王国の話で、ピエトロという幼い王子の誕生日パーティから始まります。ピエトロにはお父さん(王様)しかいなくて、お母さんがいればな~とずっと思っていたのだけど、何かのきっかけで立ち入ってはダメと言い聞かされていた塔を上ると、そこには眠り続ける女の人が。その人こそ、ピエトロのお母さん、サニア王妃だった……ということで、呪いによって眠る母親を救うために、森の魔女のところに相談に行ったり、手掛かりを探しに別の国に行ったりして冒険していく……という王道ストーリー。このストーリーとキャラクターがマジでよくできてたんだよなぁ。特に、ピエトロと行動をともにすることになるナルシアという森の魔女との恋模様が本当に可愛くて。もう十数年以上前のゲームだし、ネタバレに配慮せず書くけど、お母さんは実は竜の化身だったんだよね。で、寝ているように見えて本当は何年も氷の魔王と別の世界で戦い続けている、という……。この辺の展開もとてもアツかった……。ピエトロのお父さん、パウロ・パカプカっていうんだけど、あの何の変哲もないおじさん、竜をモノにしてたんかい!って驚いた覚えがあるなぁ。(本人は全くしらない。ある日怪我している竜を助けたら、後日すげー美人が妻にしてくれって言いに来た……という成功版鶴の恩返しパターン)
 ヒロインであるナルシアという女の子も非常~~にいいキャラクターで、優しくてしっかりしてていわゆるしずかちゃん的なポジションなんだけど(そしてその特性上、回復魔法に大変助けられる)、森の魔女なので、海に近付けないという設定がありまして。そこで何かのアイテムを使ってカイという女の子に変身して、「ナルシアの代わりに来たの!」と嘘をついて冒険を続けていく……という一幕があったのよね。そのカイは、まぁ言ってみればナルシアなんだけど、ナルシアと違って元気で明るく、思ったことはハッキリ言う子でね。「おお……こういう一面もあったのか……」と新鮮に思えます。(カイだと魔法まで攻撃的なものになる)ちなみに、理由は忘れたけど「カイ=ナルシアだとバレたら海の泡になって消えてしまう」という設定がありまして(だから嘘をついている)、ストーリー終盤でピエトロがピンチに陥った時にバレるのも構わず助けて海の泡になるシーンがあったりします。そう、モチーフが確実に人魚姫なのだ……。あのシーン、泣いた気がするなぁ。(なんやかんやあって生き返りますが)
 ポポロクロイスは無印もローグも2も楽しくやれたけどPS2で出た続編(ピエトロとナルシアの息子、ピノン王子の話)がすごーく残念な出来で、とても悲しかった……。今調べたらスマホで青年期のピエトロとナルシアの話もあるんだけど、ザ・ソシャゲでソレジャナイ感が凄いんだよな……。落とし切りで!リマスターしてくれ~~!!!
 
 …本当は5本は書きたかったんだけど、4本(実質3本)書いたところで既に4,000文字を超えちゃってるので一旦切ります……。10選って難しいな~。忘れてる名作ないかしら……。引き続き新旧入り交えつつのんびり書いていきます~。とりあえず今回はこの辺で。