ひねもすのたりのたり。

好きなものとか、日々思うこととかを記録しています。

母の日に寄せて

 今日は母親の誕生日。とは言え離れて暮らしているし、今年はLINEを送るだけで済ませてしまいましたが。(欲しいものがない、って言ってたのと、母親自身がちょっと地元を離れて数か月暮らすらしいので、プレゼントは一旦延期ということで) 親のことは、考えるとちょっと胸がギュッとするような感傷的な気持ちになってしまいます。自分が「良い娘」ではないという自覚があるからかもしれない。私はこの年まで生きてもやっぱり、どうしても「生まれてきて良かった~!」とは思えていなくて、でもそれって本当に親にとっては悲しいことだよな、と思ったりする。最近は、何とかそう思えるように努力はしているけど(本当に頑張っていると思う。ハッピーに生きる、というのはその才能がない人間にとって非常にしんどいことなのだ……)、それでも母親が「できるだけのことをしてあげたい」とかって手紙と一緒に、少なくないお金を送ってきたりすると、嬉しい反面なんだか大きな罪悪感も感じてしまうんだよね。正直、嬉しい気持ちよりも罪悪感の方が大きくて、昨年の誕生日に貰ったお金も、最近もらったお金もクリアファイルに入れて保管して、全然手を付けずにいる。(実際、普通に給料の2/3位のお金で全然暮らしていけてるので、そのお金に手を付けるタイミングも実は特にないのだ……)

 

 前にも書いたことが有る気がするけど、母親と言えば思い出すのは実家で、「コーヒー要る?」って聞いてくれた姿です。めちゃくちゃコーヒーを飲む人なのですが、自分でコーヒーを入れる時に私達にもついでに要るかいつも聞いてくれていて、実家にいた時ですら「きっとこのことは、一生覚えているんだろうな」と思った。実際、今でも覚えているし、母親がいなくなった時にも思い出すんだろうな。もう聞かれることがなくなって(実家を出て)、20年以上経つのにね。

 

 はーーーー、なんだか感傷的になってしまった。誕生日が嬉しくなくなって結構経つけど、親の誕生日もまた、嬉しいというよりは年齢を感じて不安になってしまうんだよねぇ。自分が年をとる以上に親が年をとるのなんて、当たり前すぎることなんだけどさ……。